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ギャップリカバリー処理
RRDFが転送したデータにギャップ(データの脱落)がつぎのような状態で発生することがあります。
- ・RRDFがログ・データを処理中に送信側MVSシステムが障害を起こした。
- ・データ転送中にキューがオーバーフローした。
- ・DBMS作動中にRRDFが起動されていなかった。RRDFは自動的にギャップ・リカバリー処理を実行し、この問題を解決します。DBMSの書いたオリジナルのログおよびジャーナルから「ギャップ」データを抽出し、RRDFのもつVTAMセッションにより受信サイトへデータを送信します。ギャップ・リカバリー処理のステップは次の通りです。
- ・RRDFのもつコントロール情報を使用して各DBMSの脱落したログまたはジャーナ ルのブロックの範囲を確定します。
- ・送信リージョンは脱落しているログまたはジャーナルの存在場所を見つけるため、コントロール・ファイルを調べます。IMSについてはRECONファイル、DB2の場合はBSDS、他のDBMSの場合はRRDFのもつDBMSコントロール・ファイル(DCF)を使用します。またギャップを回復するためのデータ転送ジョブを起動します。
- ・送信側のギャップ処理ジョブはDBMSのアーカイブ・ファイルから必要なログ・データを抽出し、受信側ギャップ処理ジョブに転送します。
- ・受信側のギャップ処理ジョブはデータを受信し、ディスク・ジャーナルに書き込みます。データは平常に転送されたデータと同様の方法でアーカイブされ、再フォーマット処理とフォワード・リカバリー処理を通じて自動的に正しい順序に並べかえられます。