- Home
- ソリューション
- 災害対策「RRDF」
- RRDFとは
RRDFとは
高度情報化社会の中でテロをはじめとしたさまざまな災害・障害からシステムのデータを守ることが企業、公共にとってもっとも重要なものとなっています。
その根底にはデータの保全性、信頼性、サービス停止時間の短縮といったさまざまな要素を社会的に求められている背景があります。
RRDF(Remote Recovery Data Facility)は、そのようなお客様の問題を解決する災害対策パッケージです。
動作環境
RRDFは、米E-Net社がIBM社と緊密なコミュニケーションのもとに開発した災害対策に特化したパッケージプロダクトです。
IBM汎用機のMVS、OS/390、VTAMを使用して動くCICS、IMS、DB2で構築したデータベース・システムが対象です。
RRDFサポート・ソフトウエア:DB2, ADABAS, CICS/VSAM,BATCH VSAM, CPCS, MQ Series, IDMS,IMS etc
RRDF概要
- ・ログ、ジャーナル、その他リカバリー情報を、それらを作成する送信サイトで作成と同時に収集します。
- ・収集されたデータはSNA/VTAMコミュニケーション・リンクを通じて即時に送信サイトから遠隔地の受信サイトへ転送されます。
- ・コミュニケーション・リンクに一時的障害が発生した場合、収集されたログやジャーナルはディスク上のスピル・ファイル(あふれ蓄積ファイル)に一時保管されます。コミュニケーション・リンクが確立すると、RRDF受信サイトとの通信を再開し、スピル・ファイルに保管されたデータを送信します。
- ・送信または受信サイトのシステム障害によるログ・データの脱落を自動的に検知し、該当データを識別、抽出し、転送することにより、その回復を行います。
- ・受信サイトで受信されたデータは、まずディスク上に一時保管され、その後指定されたアーカイブ場所に保管されます。
- ・アーカイブ場所に保管されたデータは、さらに各々のデータベース・システムのオリジナル形式のログやジャーナルに復元されます。
- ・RRDFを他のE-Net社製品と同時使用することにより、受信サイトでDB2やIDMSのシャドー・データベースを構築し、災害に備えて常時維持することができます。